バタフライーもし地球が蝶になったらー

erikoemiriko2005-04-28

一時期若い女の子の間で「蝶々」ブームがありました。ファッションとかアクセサリーとか、ノートや手紙に直筆蝶々をよく書く子も。今でも蝶々大好き★って友達を私は二人しっています。

でも私は「えー、ちょっとギャルっぽいー」と好きになれず。なーんかね。アンチ蝶々。生の蝶々は好きだけど。

で、今日出会ったのが「バタフライーもし地球が蝶になったらー」という本。正確には先週の土曜日に出会いました。素敵な本です。半分絵本、半分文章。2012年をゴールとした「ベストゲーム」というものの創始者であるノリ・ハドルさんと、http://www.awa.or.jp/home/gen/bestgame/ 28歳で米銀のやり手債権ディーラーから環境活動家になったきくちゆみさんの著書。http://khon.at.infoseek.co.jp/chosha/k139.html

シンボルとしての蝶々のイメージが、今までの50倍素敵なものになりました!!

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もう一方で私は、稼ぎまくりのディーラー(※1)の仕事への疑問(※2)からライフワークを変えたきくちさんのお話にえらい納得というか感心というか。そんなものを感じた。

金融って私が苦手だなって思っている世界。全くの無知カツ興味がなかなか持てない。だからこそその世界で生きている人とは価値観とか合いにくいんだろな、私が文学部で学び考えているようなことなんてわかってもらえないし共感してくれるような機会もないんだろうな、って思ってました。

きくちさんはまさにそんな世界でバリバリ働いていて、むしろ学生時代だって環境問題なんてものは考えたことがなかった人。でもでも、自分がディーラーとしてと博打で稼いでいるお金が、環境問題の悪化に直結してるって分かっちゃったからライフワーク変えたんだって。

そゆ人が今第一線で活躍しているってのを知っただけで・・・うん、なんか勇気出た★

以下はHPに公開されていた講演会の議事録みたいなのより

※1『私はアメリカの銀行で、債券ディーラー、知ってます?よくテレビにでてる。…何億儲けたとか、損したとかいう。そういう事してた人間なんですけども。円を売ったり、ドルを買ったりとか、株とか。私は債券で、国債って言って、日本国債のディーリングをしてたんですけど。それを止めて、地球環境問題に目覚めて・・・・』

※2 『人のお金で博打をするディーラー。世の中には変な職業があるもんだ、と思っていた。結局今の活動に入るまで、3年間米国系の銀行にいたが、その間給料は3倍になっていた。ディーラーのやることは売るか買うしかないのに、どうしてこんなにたくさん給料をくれるのだろう、とディーラーの中では少ない自分の給料が、分不相応に感じて仕方なかった。』